2012年2月22日抄読会(担当:小西桃子・濱田真向)

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長生きしたけりゃ塩食うな!

軟膏基剤を考慮した褥瘡治療を提案できる薬剤師になろう

 

【小西桃子 発表】

長生きしたけりゃ塩食うな!

題材: 

N Engl J Med. 2010 Feb 18;362(7):590-9.

Projected effect of dietary salt reductions on future cardiovascular disease.

要約: 

 3g/日の減塩を一年間続けた場合、冠疾患新規発症は2万~4万件、心筋梗塞発症は1万8千~3万5千、脳卒中発症は1万千~2万3千、全死因死亡は1万5千~3万2千件減少した。国民医療費は年間、100億ドル~240億ドル削減された。1g/日の減塩を10年間達成した場合においても、医療費削減の効果は期待できる。

Q&A:

Q.1 β係数(回帰係数)は、どのように使うものか

A.1  標準化偏回帰係数は,ある独立変数が 1 標準偏差変動したときに,標準化された従属変数が何単位変動するかを表す。

Q.2 QALYの指標に、減塩食の味についての項目はあるか

A.2 論文中に、味に対する不満はなかったと記載されていた。

 

発表文献(小西20120222).pdf 発表スライド(小西20120222).pdf

 

 

 

 【濱田真向 発表】

軟膏基剤を考慮した褥瘡治療を提案できる薬剤師になろう

題材:

Int J Pharm. 2011 Oct 31;419(1-2):131-6.

Physicochemical properties of macrogol ointment and emulsion ointment blend developed for regulation of water absorption.

要約:

 過去にも試みられ報告された褥瘡に対する適切な基剤調整の経験的な成果を,基剤の水吸収能として評価する基剤性能評価の実験モデル構築とその事例から考察された評価検討が報告されている。対象製剤は,褥瘡治療に標準的に用いられる製剤型が異なる軟膏製剤を混合して得られた混合製剤を対象検体とした。これらについて水吸収能はフランツ型拡散セルによる実験から評価し,製剤崩壊状態については顕微鏡および巨視的状態変化から評価されている。これらを実験的にモデル化し,適切な剤形,混合比を評価している。この結果から評価数値が得られ,これまでの関連論文にレビューを加えつつ適切な製剤評価となったと締めくくられている。
 
 以上の論文を,褥瘡の状態,褥瘡のアセスメントおよび製剤の分子科学的視点からの基礎等から知識確認しつつ論文の意図と解説および考察をプレゼンテーションした。付録に,褥瘡治療の最近のトレンド,論文数の推移などを提示した。
 

Q&A:

Q.1 現在の褥瘡治療の標準はなにか
 
A.1 基本は,今回の症例のように軟膏を利用した方法(ラッピングではない)
 
Q.2 湿潤療法がベストなら軟膏基剤はむしろ必要ないのか
 
A.2 幹部のコントロール(対感染,肉芽形成促進,保護)する手法としての製剤基剤からのアプローチと幹部への適用方法を薬剤師が選択することは今後も必要なので,何がベストかを選択できる知識・技術が重要。その中の重要な一つとして,軟膏基剤を利用する知識・技術が重要となる,またそのアプローチを知っていればより新しい手法の評価ができるだろう。
 
発表文献(濱田20120222).pdf  120222_hm_d.pdf

 Cf.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このページは、別生 伸太郎が2012年3月 1日 14:30に書いたブログ記事です。

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