2011/3/4  抄録会 発表者:井上先生

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文献:Dabigatran versus Warfarin in Patients with Atrial FIbrillation 心房細動患者におけるDabigatranとWarfarinの効果の比較

発表資料: 文献紹介110303井上.ppt

 

 

3月4日、4回目の抄録会が行われました。今回の担当は井上先生です。

 

内容は、 ダビガトラン110・150mgの2用量の投与群とワルファリン投与群において、心房細動患者の脳梗塞発症リスクを比較した研究でした。

  まずダビガトランとは、非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制剤です。

 さまざまな凝固因子に作用するビタミンK拮抗薬とは異なり、予測可能な高い有効性を示し、

 定期的な血液凝固のモニタリングや投与量の調節の必要がなく、

 薬物相互作用の可能性は低く、食物との相互作用も報告されていないものだそうです。

   

結果は、

ワルファリン投与群と比較すると

110mgダビガトラン投与群では、脳梗塞や全身性塞栓症の発症は同等であったが、大出血のリスクは低く、

150mgダビガトラン投与群では、脳梗塞と全身性塞栓症の発症は低かったが、大出血のリスクは同等

ということでした。

 

この結果とダビガトランの投与の利便性だけを見ると、ワルファリンよりもダビガトランのほうがいいのかなと思いますが、服薬中止の割合などをみるとダビガトランのほうが少し高く、新薬を使い始めるためには有効性だけではなく、人の意識も考えなければならないのだなと思いました。

 

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このページは、ゆみが2011年3月 7日 21:03に書いたブログ記事です。

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